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執筆者の写真AKI IMAIZUMI

不本意な静かな退職をさせる前に

更新日:10月7日

静かな退職(Quiet Quitting)は、実際に退職することではなく、在籍はしているが仕事にやりがいを求めず、必要最低限の業務をこなす働き方です。

Great Place To Work® Institute Japanの「静かな退職に関する調査」によりますと、働き始めてから静かな退職を選択した人が71%で、働く中で気持ちが変化した人の方が多いようです。

きっかけは、「仕事よりプライベートを優先したいと思うようになったから」(38.2%)が最も多く、次いで「努力しても報われない(正当に評価されない・給与に反映されない)から」(27.3%)「責任ある仕事を任されたくなかったから」(12.7%)とのことでした。


”努力したのに報われなかった”、”責任を押しつけられた”等の理不尽さを感じた体験からの静かな退職は、本人にはとても不本意なことでしょう。


もう1つ、私が過去に複数の職場で経験したこととして、先輩から「どうせ、うちの会社(部署)は一定の人しか評価されないから、私たちなんかが頑張ってもムダだよ」と教えられたことを思い出しました。働きがいを持つことを諦めさせるような”静かな退職勧誘”は、組織にも不本意な影響を与えそうです。


上記のような不本意な静かな退職を回避するために1on1ミーティングは有効です。

達成したこと努力したことを聴いて労い、本人の想いを聴き、次の目標を共有して、

上司の期待を言葉で伝える、1対1のコミュニケーションの場を作ることは、

部下の理不尽さや諦めが大きく根深くなる前にキャッチする機会になります。


弊社の働きやすい職場実感サーベイでは、静かな退職者になりそうなチーム、年代、役職等を可視化することができます。

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