9月に入り、ストレスチェックのシーズンとなりましたね。
もうすでにストレスチェックの実施を終えた企業も多いと思います
そこで、この時期、必ず課題になるのがストレスチェック実施後の活用についてでは無いでしょうか?
結局は、何も活用せず(活用できず?)、ストレスチェックを「やりっぱなし」になっていませんか?
そこで、今回はストレスチェック実施後に「やりっぱなし」にしない方法を3つ紹介いたします
まず、1つ目は「高ストレス者には面接指導を勧奨する」です。
本来、ストレスチェックには、回答者の”ストレス関連症状や心理的な負担の程度”を評価する意味合いが強く、高ストレス判定者のセルフケアの促進という意味があります。
もちろんセルフケアなので、個人で解消方法を考えても良いのかもしれませんが「何もしない」可能性も高いです。
高ストレスと判定された従業員は、そうでない従業員に比べて、男性は6.6倍、女性は2.8倍、休業につながりやすいとされています。
高ストレス判定の従業員は自身では何もしない場合、会社が大きな痛手を負う可能性が高くなりますので、会社から「高ストレス者には面接指導を勧奨」し、休職・離職の予防が必要と考えられます。
2つ目は「集団分析結果を職場改善に生かす」です。
ストレスチェックの結果から職場のストレス傾向や改善課題を見つけ、職場 改善に生かすことも可能です。
具体的には、高ストレス率の高い部署のストレス傾向を特定することが可能です。
例えば、高ストレス率が14%以上で、仕事のコントロール(量ーコントロール判定図)の点数が6点以下の場合は、明らかに「仕事の裁量権・自由度」に課題があると考えられます。
更に、上司の支援(職場の支援判定図)の点数が7点以下の場合は「仕事の裁量権・自由度」の低さには「上司の支援」が関連していることが解ります。
このように集団分析結果から、職場の改善課題を見つけることも可能です。
最後の3つ目は「ストレスチェック結果を公開する」です。
ストレスチェックの集団分析結果からもとめられる、下記の3指数をWebサイトで公開します。
1.総合した健康リスク
2.健康リスクA(業務的負荷に関するリスク・量ーコントロール判定図)
3.健康リスクB(職場支援に関するリスク・職場の支援判定図)
これらの指数を公開することで、就職・転職希望者に企業の透明性をアピールすることが出来ます
また、同時に改善目標値も公開することで、働きやすい職場創りに前向きな企業であることもアピールが可能です。
現在の、リクルート市場では「ホワイトな企業」であることの価値は非常に高く、企業価値及びブランド力の向上にも高く貢献します
ストレスチェック結果の公表で「ホワイト企業」としてのブランディングも可能と思われます。
このように、ストレスチェックは「やりっぱなし」にするには勿体ない価値がある施策と言えます。
ストレスチェックの活用についてご相談承ります。
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